2012-11-11

MacのExcel2011でユーザ定義関数を気楽に使う

最近、MacのExcelに慣れる為に「立方体の2次元射影図」を書く関数群を書いている。その参考書としては、Windows向けの;
  1. Excelの極意4 VBA
    • 早坂 清志・著
    • 毎日コミュニケーションズ, 2011-09
    • ISBN: 978-4-8399-3773-7
  2.  Excelの極意1 関数
    • 早坂 清志・著
    •  毎日コミュニケーションズ, 2010-12
    •  ISBN: 978-4-8399-3766-9
  3.  Excelの極意1 効率アップテクニック
    • 早坂 清志・著
    • 毎日コミュニケーションズ, 2011-09
    • ISBN: 4-8399-1476-1
  4.  Excelの極意2 グラフ
    • 早坂 清志・著
    •  毎日コミュニケーションズ, 2011-02
    • ISBN: 978-4-8399-3767-6
  5. ひと目でわかるExcel for Mac 2011
    • 阿部 香織・著
    • 日経BP, 2011-03
    • ISBN: 978-4-8222-9446-5
などで調べていた。

そろそろ関数の準備も済んだので、これらの関数群をユーティリティとして登録したくなった。「VBA」のp34に「1-06 いつでも使えるマクロを作成したい」という項目で;
  • 関数群を定義したファイルを「PERSONAL.XLSB」として保存し、
  • 「XLSTART」というディレクトリに保存。
とあるが、 「XLSTART」というディレクトリはMac版では存在しなかった。

ふと「関数」のp250に「10-09 オリジナル関数をアドインファイルにしたい」という項目で
  • 関数群を定義したファイルを「*.xlam」として保存し、
という説明を見つけた。前回の報告でアドインを探したので、この系統のファイルはOffice2011のディレクトリのどこかにあると思い、「/Applications」ディレクトリいかを検索した;
u1@div-mmX74:/Applications $ find . -name *.xlsb
u1@div-mmX74:/Applications $ find . -name *.xlam
./Microsoft Office 2011/Office/Add-Ins/Solver.xlam
 
まさに、「Solver.xlam」があるし、それは「Excelのメニュー・バーのツール → アドイン」で確認することができるのだ。

そこで;
  1. 必要な関数群をエディタ(TextWrangler)にコピーしておいて、
  2. 新しいExcelファイルをひらき、その標準モジュールに関数群をペーストした
  3. そのファイルを「Original.xlam」として「~」の配下に保存した。
  4. それを「Solver.xlam」のあるディレクトリにファインダーでコピー。管理者のPWを要求されるので入力。
其の結果;
図1 ExcelのAdd-Insに「Original.xlam」が追加された。
 これでExcelのアドインの設定で「Original.xlam」をアクティヴにする;
図2 Excelのメニュー・バーの「ツール」→ 「アドイン」を選択。
なお、「Original.Xlan」をテェックし、訳の判らん「Solver.Xlam」のテェックを外した。

そこで徐に、開発リボンをクリックし;
図3 「エディター: VBEditor」をクリックして「プロジェクト」を開く。
注意して欲しいのは、
  • 先頭に「VBAProject(Originals.xlam)」が含まれている。
  • そのモジュール(Module1)を右クリックすると、
  • 確かに関数群が読み込まれている。

これで、データ処理が気楽にできる環境が整ったようだ。しかし、Macユーザを小馬鹿にしたような話ではあるなぁ。


ーーーー
この記事の履歴
  1. 開始 2012-11-11  (日) 22:50 
  2. 修正 2012-11-26  (月) 14:35 図のコメントを短くした。

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