2012-11-26

Kindleの値段

Kindleの練習中である。慣れるに従って、電子版の手軽な点や辞書を気楽に使える点などに気づく。他方、紙版の持つ俯瞰性や書き込みの容易さなどのいい点に今更ながら驚く。

そして、気になるのは「値段」が高すぎるのではなかろうか。「紙」という重量物が無いというのは、運搬コストが極端に低いし、「紙の値段」もない。にも拘らず、「紙版」の半額程度の価格設定は暴利ではないのか。逆に言えば、教科書や参考書など向けの「紙版」を不当に圧迫するのではなかろうか?

従って、「電子版」の利益の一定部分、例えば15〜30%ほどを全世界的にプールして、「紙版」への助成資金にするようなルールを作っては如何か?

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  1. 開始 2012-11-26  (月) 18:10

2012-11-23

「Kindle for Mac」を動かしてみた

最近アマゾンで、興味ある図書が立て続けに「Kindle版」と表示してあったので、Kindleに興味を持った。何はともあれ某サイトで利用者の方々からご意見を頂戴した。そこで「Kindle for Mac, Version 1.10.3(40286)」を 「App Store」からダウンロードして入れてみた。なお、
  •  Mac mini, mid 2011, Lion 10.7.5
登録するのに使い慣れた「amazon.co.jp」のIDとPWを使うと撥ねられる。はたと気づいて「amazon.com」のそれに替えてみると、登録できた。

次にログインしてHelpを見ると、トップに「Consolidate your libraries and manage them from the Amazon.co.jp kindle Store」とあったので、英語の不得意な者として、素直に従った。

初にめのうちに、てっきり「Kindle for Mac」からアマゾンにアクセスしてデータをダウンロードするものと思い込んでいたし、調べと判らなかった。気分転換の為にiPhone;
  • iPhone 4S, iOS 6.0.1
にも「Kinde for iPhone」を入れてみた。やはりiPhine版でもアマゾンへのアクセスはない。そこでブラウザかアマゾンに入るとなんと,購入欄に;
  • 〇〇's Kindle for Mac
  • 〇〇's iPhone
が出るようになっていた。そこでMacからサンプル(漱石のぼっちゃん)を入手しようとするも駄目。iPhone用では入手でき、極小フォントながら見えた。

で、トライした結果、Mac版では日本語の電子本が入手できないらしいっことが判った。取り敢えず「Lern Excel 2011 for Mac」と言う紙媒体の本を持っていて、ざっと拝見した事があるので、それを入手して紙媒体と比較する事で、「Kindle for Mac」の使い方を探求しやすくなると考えた。

其の時の入手の経過を具体的に示します;

図1 amazon.co.jpでの例。
図1では、
  •  「1-Clickで今すぐ買う」のしたに「〇〇's Kindle for Mac」が見えている。
  •  その下の無料サンプルの項には、「〇〇's iPhone」が見えている。
  •  どやら、これらが出るにはタイムラグがあるらしい。
    • 其処らについては、メールで簡単に連絡して欲しいぞ。
図2 紙媒体とKindleとの比較

図3「About the Author」の比較。

この図3では、
  • 写真は同程度の大きさだが、フォント・サイズは明確に違う。
    • 老眼には、読むのが楽で嬉しい。
  • 左のペインのフォント・サイズは固定のよう。残念だ。 
    • 老眼でも左ペインの操作を楽にして欲しいなぁ。


 実際に、中身を読んで、紙媒体との比較をする予定です。ノウハウが判れば報告したいですね。

なお、紙版に比べて 「用紙代」「流通コスト」「出版のリスク」の負荷がないのに、値段が高めではないか? 紙版の1/3 ~1/4ではなかろうか。

【追伸:マニュアル】
【追伸:キーボード・ショートカット】
  1. 左のペインを広く・狭くする:「⌘L」
  2. フォントの縮小・拡大:「⌘-」・「⌘+」
  3. 表などの構造が判らなくなった:兎に角「縮小して大掴み」する。紙版を見る。
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此の記事の履歴;
  1. 開始 2012-11-23  (金) 13:40 
  2. 追加 2012-11-23  (金) 19:05 追伸:マニュアル
  3. 追加 2012-11-26  (月) 13:53 追伸:キーボード・ショートカット
                                            1. 追加 

2012-11-14

図書紹介#019:「Learn Excel 2011 for Mac」

MacのExcel情報は極端に少ない。はたと気がついてアマゾンで洋書を検索して出て来たのがこの本である;
  • “LearnExcel 2011 for Mac”
    • by Guy Hart-Davis
    • Apress
    • ISBN-13(pbk): 978-1-4302-3521-7
 税込みで「2276円」であるが、インデックスも含めて全ページ465である。ただ、重量は1129grもあるので、寝ながら読むのは辛い。

取り敢えず、知りたそうな項目をざっと見たが、網羅的に説明がある。日本の解説本とはだいぶ雰囲気が違う。心理的に余裕ができたような気がする。

電子版; ISBN-13(elrctronik): 978-1-4302-3522-4;も在るようだ。あとで調べてみたい。ああ、紙版は思いから電子版も在るのかな?
  • けど、「(Kindle版 -2011/3/23)」でした。


取り急ぎ、報告まで。


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  1. 開始 2012-11-14  (水) 19:50

2012-11-12

MacのExcel2011での「使いそうなキーボード・ショートカット」

「Excel for Mac 2011」の操作に慣れて来たので、使うと便利そうなキーボード・ショートカットを『Microsoftのサイト、ページの一番後に引用』を参考に、以下に纏めてみた。

-->
機能 略記 詳細表記
セルの書式設定 ⌘1 (command)+1:one
セル内の行末にカーソルを移動 ^U (control)+U
セル領域のクリア ^B (control)+B
セル内での改行 ⌥⌘⏎ (option)+(command)+(return)
セルに入力できる関数一覧 ^A (control)+A
コメント入力 ⌘⇧N (command)+(shift)+N
名前の定義 ^L (control)+L
名前の作成 ^⇧F3 (control)+(shift)+(F3)
ハイパーリンク ⌘K (command)+K
数式の参照形式をトグル ⌘T (command)+T
     
太字 ⌘B (command)+B
左揃え ⌘L (command)+L
中央揃え ⌘E (command)+E
右揃え ⌘R (command)+R
インデント解除 ⌥^M (option)+(control)+M
インデント ⌘⇧M (command)+(shift)+M
罫線の消去 ⌥⌘- (option)+(command)+-:minus
外枠罫線 ⌥⌘0 (option)+(command)+0:zero
     
元に戻す ⌘Z (command)+Z
直前の操作を繰り返す ⌘Y (command)+Y
カット ⌘X (command)+X
コピー ⌘C (command)+C
形式を選択してペースト ⌥⌘V (option)+(command)+V
→ 自分で定義を追加
「ClipMenuのペースト」が優先 ^⌘V (control)+(command)+V; 
→定義が取れない。
     
ズーム ^⌘w/s (control)+(command)+(wheel/scroll)
     
作業中のシートを計算する ⌘⇧= ⌘+shift+= (テンキー)
     
行を非表示にする ^9 (control)+9
非表示の行を表示する ^⇧( (control)+(shift)+(:left-paren
列を非表示にする ^0 (control)+0:zero
非表示の列を表示する ^⇧) (control)+(shift)+):right-paren
     
現セルと同じ行または列で、データが入力されている先頭または末尾のセルまで選択範囲を拡張 ^⇧Arrows (control)+(shift)+(方向キー)
アウトライン記号のトグル ^8 (control)+8
     
マクロのダイアログ・ボックスを開く ⌥F8 (option)+F8
VBEのトグル ⌥F11 (option)+F11
     
グラフ・データの選択 ⌥⌘D (option)+(command)+D
グラフの移動先シート ⌥⌘S (option)+(command)+S
     
[ジャンプ] ダイアログ ボックスを表示 ⇧F5 (shift)+F5
参考:Excelのショートカット・キー    
なお、自分で定義を追加する場合、
  • Excelのメニュー・バーから「ツール」クリックし
  • ドロップダウン・メニューから「ショートカット・キーのユーザー設定...」をクリックして入る。
    • 事前に定義されている設定は削除できないが、
    • 追加の定義は可能でした。
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  1. 開始 2012-11-12  (月) 18:29
  2. 修正 2012-11-14  (水) 19:30 
  3. 修正 2012-11-15  (木) 19:16
 

2012-11-11

MacのExcel2011でユーザ定義関数を気楽に使う

最近、MacのExcelに慣れる為に「立方体の2次元射影図」を書く関数群を書いている。その参考書としては、Windows向けの;
  1. Excelの極意4 VBA
    • 早坂 清志・著
    • 毎日コミュニケーションズ, 2011-09
    • ISBN: 978-4-8399-3773-7
  2.  Excelの極意1 関数
    • 早坂 清志・著
    •  毎日コミュニケーションズ, 2010-12
    •  ISBN: 978-4-8399-3766-9
  3.  Excelの極意1 効率アップテクニック
    • 早坂 清志・著
    • 毎日コミュニケーションズ, 2011-09
    • ISBN: 4-8399-1476-1
  4.  Excelの極意2 グラフ
    • 早坂 清志・著
    •  毎日コミュニケーションズ, 2011-02
    • ISBN: 978-4-8399-3767-6
  5. ひと目でわかるExcel for Mac 2011
    • 阿部 香織・著
    • 日経BP, 2011-03
    • ISBN: 978-4-8222-9446-5
などで調べていた。

そろそろ関数の準備も済んだので、これらの関数群をユーティリティとして登録したくなった。「VBA」のp34に「1-06 いつでも使えるマクロを作成したい」という項目で;
  • 関数群を定義したファイルを「PERSONAL.XLSB」として保存し、
  • 「XLSTART」というディレクトリに保存。
とあるが、 「XLSTART」というディレクトリはMac版では存在しなかった。

ふと「関数」のp250に「10-09 オリジナル関数をアドインファイルにしたい」という項目で
  • 関数群を定義したファイルを「*.xlam」として保存し、
という説明を見つけた。前回の報告でアドインを探したので、この系統のファイルはOffice2011のディレクトリのどこかにあると思い、「/Applications」ディレクトリいかを検索した;
u1@div-mmX74:/Applications $ find . -name *.xlsb
u1@div-mmX74:/Applications $ find . -name *.xlam
./Microsoft Office 2011/Office/Add-Ins/Solver.xlam
 
まさに、「Solver.xlam」があるし、それは「Excelのメニュー・バーのツール → アドイン」で確認することができるのだ。

そこで;
  1. 必要な関数群をエディタ(TextWrangler)にコピーしておいて、
  2. 新しいExcelファイルをひらき、その標準モジュールに関数群をペーストした
  3. そのファイルを「Original.xlam」として「~」の配下に保存した。
  4. それを「Solver.xlam」のあるディレクトリにファインダーでコピー。管理者のPWを要求されるので入力。
其の結果;
図1 ExcelのAdd-Insに「Original.xlam」が追加された。
 これでExcelのアドインの設定で「Original.xlam」をアクティヴにする;
図2 Excelのメニュー・バーの「ツール」→ 「アドイン」を選択。
なお、「Original.Xlan」をテェックし、訳の判らん「Solver.Xlam」のテェックを外した。

そこで徐に、開発リボンをクリックし;
図3 「エディター: VBEditor」をクリックして「プロジェクト」を開く。
注意して欲しいのは、
  • 先頭に「VBAProject(Originals.xlam)」が含まれている。
  • そのモジュール(Module1)を右クリックすると、
  • 確かに関数群が読み込まれている。

これで、データ処理が気楽にできる環境が整ったようだ。しかし、Macユーザを小馬鹿にしたような話ではあるなぁ。


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  1. 開始 2012-11-11  (日) 22:50 
  2. 修正 2012-11-26  (月) 14:35 図のコメントを短くした。

2012-11-10

図書紹介#018:「Excelで学ぶ基礎物理学」

「Excel for Mac 2011」を使いだしているが、Mac版については設定についてあまり良い参考書がない。Windows版については多くの参考書があるものの、事務関係の説明が多くて今一よくわからない。インターネットでも「Excel for Mac 2011」については空白地帯のようだ。

と、文句を言っているうちに「理工系」の参考書ならば事情が違うのではないかと思い、図書館で検索した所、今回ご紹介した図書があった;

  • 「Excelで学ぶ基礎物理学」, Excel 2010/2007対応版
    • 山本 将史・著
    • オーム社, 2010-07
    • ISBN: 978-4-274-06812-6
この本の「付録A Excelの基本操作」のなかの「A.4 Excelの関数」には;
  • 表A.4-1 数学/三角関数一覧
  • 表A.4-2 エンジニアリング関数一覧
が収録されている。どうせMac版には上記の関数が全て乗っていないと思っていたのですが、どうやらフルに装備されているようです。

そこで関数やマクロの設定を丁寧に見てみました;

図1 リボンの数式から参照をクリック

図2 エンジニアリング関数も組み込まれている!複素数演算ができるようだ。

図3 Excelのメニュー・バーからアドインを選択すると;
図4 ここには分析ツールはないし、エンジニアリング関数もない。「Solver.Xlam」というのが在ったから、チェックを入れてみた。

線形代数のアドインなど無いものだろうか?


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  1. 開始 2012-11-10  (土) 13:30

2012-11-07

MacのExcel2011で多重系列の散布図を作るメモ

「Excel for Mac 2011」で散布図を作る時に、データ系列毎に、色やマークを替えたり、横軸の値を系統毎に設定できると嬉しいと思うようになった。そこで簡単な事例で確認したので、忘れる前に書き出して置くことにしました。

先に作ったサンプルを示します;
図1サンプル
ちなみ、
  • 縦軸Y1は正弦関数、横軸X1。
  • Y2は余弦関数*指数関数exp(-kx)、横軸X2で独立に設定。
  • Y3は正弦関数*(1-exp(-kx)) 、横軸移動。横軸X1の一部を共有。
  • Y4は2次関数。横軸X4で独立に設定。

このグラフでは、四つの系統(Y1, Y2, Y3, Y4)について;
  • それぞれの系統毎に「色分けやマーク」が出来る。
    • 系統毎の表現が干渉しない。
    • 行方向に系列を入れておくと、データの挿入・削除で 「色分けやマーク」の設定が変化してしまう。
  • 系統毎に、プロットの開始&終了の横軸値がバラバラに設定できる。
    • 非周期的なデータ群を扱いやすくなる。
  • 系統毎に、プロット間隔もバラバラに設定できる。
    • 特殊な図形の作図が可能になる。
  • 系統毎の制御性や保守性が向上する。
    • 系統毎に列方向に配置するので、作成が楽。
    • 系統毎の表示のオン・オフが対応する縦軸データの表示・非表示で処理できる。
を実現できるのが自慢です。

具体的に、グラフを操作した結果を示します;

図2 グラフとデータ
 ここで、青い色の項目「X1」は「系列Y1、以下(Y1)」と「(Y3)」の共通横軸です。以下にグラフの「系列毎のデータ」をクリックした時の領域のハイライトを見てみます;

図3 系列 Y1 のハイライト
図4 系列 Y3 のハイライト

図5 系列 Y2 のハイライト。(X2,Y2)ペア

図6 系列 Y4 のハイライト。(X4,Y4)ペア

 この様な設定に持ち込むと、系統毎のプロットの表示/非表示が簡単にできます;

図7 (Y1)の非表示:「D列」を非表示にした。

図8 (Y4)の非表示:「23〜35行」を非表示にした。

図9 (Y2, Y4)の非表示:「I列」を非表示にした。
 行と列との非表示組み合わせも使えば、かなり自在に表示コントロールが出来るのは言うまでもないが、混乱しやすいので、あまり行方向に系列を入れ込まない方が安全だし、データ領域を追加するとき、手軽にできる。あまり幅が大きくなってきたら、別のシートに移す方が良いかも。

具体的な設定を説明する;

図10 グラフをクリック。「右クリック」して、プルダウン・\メニューから「グラフ データの選択...」を取る。
図11 (Y1)の設定。メインなデータを意識して、2〜300行までの設定にしている。
図12 (Y3)の設定。(X1)の一部を共有している。補助データ(縦線)などの表示を想定。

図13 (Y2)の設定。補助の水平線(例えば、平均値、上限線)など。
図14 (Y4)の設定。補助の領域表示(例えば、設定範囲の幅広の線分)など。

 要は、
  • 『系列毎』に「追加や削除」をする。結局、データの保守が楽になる。
  • 『行や列毎』に (X, Y)を区切っておく。系列の表示制御が楽になる。複雑なデータの場合、一部のデータを非表示にして、見通しを良くして設定が出来る。
となる。

それにしても、「領域設定」に『領域の名前』 を活用できないのは不思議だ?


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  1. 開始 2012-11-07 (水) 23:07
  2. 修正 2012-11-08 (木) 11:37 

注目の投稿

Terminalでの、なんちゃってViモドキ

近頃、ようやくKarabiner-Elementsに慣れてきたので、 Terminalで動作する「擬似Vi-Mode」を作って見たので、ご紹介します。 『概要』 「擬似Vi-Mode」の所以は、方向キー「←↓↑→」を通常の「hjkl」ではなくて「jkil」としました。これ...