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2014-01-26

"Majestouch MINILA US67key Red switch"の導入 #06, divert to Apple Wireless Keyboard

前回報告("Majestouch MINILA US67key Red switch"の導入 #05, Res...)に書いた工作結果;レスト・パッドやキートップ・エンベロープの処理;が正しいかを確認する為に、アップル・ワイヤレス・キーボード(Apple Wireless keyboard; AWK)にその手法を流用してみた。なお、AWKはMINILAに比べると、違いがある;
  • キートップは床に近く、
  • キートップの形状はフラットで、
  • キートップ・エンベロープは同一平面上にある。
以下に、「 1 結果」と「 2 感想」を報告します。

[ 1  Results ]

出来上がった結果を図1a,b,cに示します;

Figure 1a. Over view of MINILA and AWK. 

Figure 1b. Top view of AWK.

Figure 1c. Side view of AWK.



今回の設定の鍵は、通常の設定では手前が低い所を、敢えて持ち上げた事にあります。此れは、マジック・トラックパッド(Magic Trackpad; MTP)で;
  • スムーズな指運び
  • 疲れ難い
が実績としてあるからです。興味が有れば、以前の報告;
を参照ください。


今回は、図1cに示している様に、キーボード表面は水平面に対して1.6°で下向きに傾いています。将来的にはトラックパッドもキーボードも薄く成って行くので、今後が楽しみです。

「第5行目のキー高さ」 今回のAWKと前回のMINILAとの「第5行目のキー高さ」についての比較を図2に示します。

Figure 2.  The typical heights of the AWK and the previous MINILA.


今回の設定では、掌のレスト・パッド(palm rest-pad)の高さも、図2で示された「キートップ第5行目の差、31mm - 23mm = 8mm、に合わせて、単純に製作した。

キーキャップの高さ補正を左手の「tabとローマ字」に限定して実施したのを、図3に示します。

Figure 3. The height correction of keycaps for left hand keys; tab, and roman characters.

この特徴は;
  • 「QやAの行」の「Q, T, G」では、環指や示指の外転(abduction)に起因する補正は AWKでも起こり、
  • 「Aの行 → Qの行」の「W, R」では、環指(ring finger)や示指(index finger)での伸展(extension)に起因する補正も同様に起こるが、
  • 「Zの行」には高さ補正が不要であった。
詳しい事は未だ判らないが、 AWKでは;
  • 「Aの行 → Zの行」の運動では、屈曲(flexion)と同時に外転(abduction)が入り、
  • 「Zの行」のキー押し下げでは、「指先の腹」ではなくて「指の外側面」でキーを押し込んでいるらしい。
    • 図1cに示されているキーキャップの前傾にも関係すると思われる。
前回のMINILAでの「第6行目のキーの拡張」 のイメージを、図4に示します。

Figure 4.  Image of keys extension at AWK like current MINILA in Figure 1a.



[ 2 My Impressions ]
  • 実際の操作感覚は、 MINILAでもAWKでも、類似している
    • 掌レスト・パッドの設計指針が確立した感じだ。
    • 此れまでのAWKの試作品のなかでも、一番使い勝手がいい。
      • 自作でキーの拡張が出来ないのが残念だ。
  • 「AWKの全体の高さ」が低いのは、開放感が有って嬉しい。
  • 「Aの行 → Zの行」の運動を調べると、正しいデザインのヒントが得られそうだ;
    • “Magic Trackpad"と「お絵描きソフトウェア: FireAlpaca」とで、指先の軌跡(finger trajectory)の測定が出来そう。
____
このページの履歴
  1. 開始 2014-01-26-20:07
  2. 修正 2014-05-21-19:36 
    1. 『「Aの行 → Zの行」の運動では、屈曲(flexion)と同時に内転(adduction)が入り、』
    2. 『「Aの行 → Zの行」の運動では、屈曲(flexion)と同時に外転(abduction)が入り、』

2014-01-17

"Majestouch MINILA US67key Red switch"の導入 #05, Results of Handicrafts

前回の報告から一ヶ月半程、工作に時間を費やしてしまったのですがが、漸く一段落が着いたので纏めを報告します。工作結果を図に示した後で、特徴の説明を致します。

【I 結果の図】
Figure 1a.  Over view of handicrafts.


Figure 1b. Side view: keys and rest-pads.


Figure 1c. Top view of all keys.

Figure 1d. Side view of the 1st column(left-most)  keys in silhouette. Comparison of original and current setting.


Figure 1e. Back view for the 1st row keys in silhouette. Blue: Small correction(1mm) in height for middle finger.  Gray: Strong height correction(3mm) for two column adduction of index fingers and for two columns abduction of ring fingers. Red: Medium correction(2mm) for other fingers.


Figure 2.1 Inhibiting  sound when a key is bottomed out. "Agathis sheets with thickness of 3mm are cut and stuck on the iron plate.

Figure 2.2

Figure 2.3

Figure 2.4a Cutting device:  Ryobi bandsaw TBS-50. The homemade fence currently constructed for two weeks is attached on the table.


Figure 3a. Place all fingers of left hand  at  home position.

Figure 3b. Place only left little fingers  with A-key.

Figure 3c. Fully open left hand. The red area make contact with the palm rest-pad. The blue area do with the forearm-restpad. The sky-blue area around the carpals make contact with nothing.




【II 特徴の説明】

  1. 「第六行目キー」は見た目を良くするために、キー周辺に黒いアクリル板を付けたケースとした。この第六行目キーのケースをキーボード本体のケースにネジで固定しまして、拡張キーボードとした。
  2. 全てのキートップのスカート部分に、「底打ち音の低減」対策を施しました(Figure 2.1,2.2,2.3)。其の結果;
    1. 思わぬ効果として、「複数キーの同時打鍵時に、指の左右安定性の向上」が得られた。
    2. 今後、キー・ストロークを、4mm → 2mm、に挑戦したいと思う。
  3. 「掌レスト・パッド: palm rest-pad」を「第六行目キー」のケースにネジで固定しました。
    1. この掌レスト・パッドは、母指と小指の中手骨の遠位を保持する(Figure 3c)。従って掌レスト・パッドはキーボード操作時に細かく運動す為に必要な、「指骨群の屈曲や回内・回外運動」が安定的となる基盤だろうと、思われる。
  4. 「前腕レスト・パッド: forearm rest-pad」を「掌レスト・パッド: palm rest-pad」の手前に、稼働可能・固定可能にした。
    1. この前腕レスト・パッドは、Figure 3cに示されているように、「前腕の遠位部 〜 遠位手根皮線と近位手根皮線との周辺で、フラットな部位」保持する。其の為に、前腕の荷重が掌レスト・パッドに掛かるのを防いでいる。
    2. 前腕レスト・パッドと掌レスト・パッドとの間に「手根骨部分がスムースに入り込む」ように、前腕レスト・パッドの前後位置調整をしてから固定する。これにより、手根骨部分が外力を受けずにリラックスできる、というメリットがある。
  5. 四指の運指をスムーズにする為に、「キートップのエンベロープの円滑化」を目指した;
    1. 第二行目と第三行目のキートップは、180°回転して取り付けた(Figure 1.d)。
    2. 第一行目、第二行目、第三行目、第四行目、第五行目の全てのキートップは凹みを削って平坦とした。更に、指の回内、回外動作によりアクセスされるキートップの高さを嵩上げした(Figure 1.e)。
    3. なお、先に述べた『「底打ち音の低減」対策』のとき、無意識の指使いだと、「Qは左環指で操作」・「Pは右環指で操作」なのに気がついたので、此れに対応した。
    4. 小指は短い為に、指先の軌道半径も小さい。此れに対応して、キートップの高さを嵩上げした。
  6. 操作系のキーをキーボード中心に集約を目指した。「第六行目キー」に入れられなかったキーについて、
    1. リターン( ↩: return)、デリート(⌫: delete)、タブ(⇥)を入れる為に、第二行目、第三行目、第四行目の右手操作のキーを右に1列シフトした(Figure 1.c)。
    2. これらのキー操作は慣れるまでミスをし易かったので、白っぽいキートップにした。なお、2週間程で慣れた。

【III 纏め】

実際に工作を進めると、キー配置も大事だが、指の回内、回外動作に対応したキートップの高さの設定を見直したく成って来た。それにはMINILAは適当でないと思われる。今後、他の機種を検討したい。

他方、現在の改良MINILAについて、KeyRemap4MacBookによるリマッピングの改良に再度手を出そうと、楽しみにしています。


【IV 参考資料】

これらの工作では、何時もご厄介になっているhieroglypheさんのかもめーる通信の記事;


がとても参考に成りました。感謝感激雨霰です。

【関連ページ】
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この記事の履歴

  1. 開始 2014-01-17-02:10
  2. 修正 2014-01-20-09:44 Fig. 1e, "Blue: No correction" → "Blue: Small correction(1mm)" 
  3. 追加 2014-01-29-01:14  関連ページ

2013-10-08

"Majestouch MINILA US67key Red switch"の導入 #03, MINILA as a Mac's keyboard

遅れがちながら最近の進展状況を写真で報告します;

Figure 1. MINILA-#1-ver.1 and rest pad #0.


何と言っても、最前列のキーが替わった。其の結果「MINILA as a Mac's keyboard」が実現した;
  • 「Space bar」が本当に三分割されて、EXTRA1, SandS, EXTRA2となった、
  • Macの修飾キーも、通常の「Apple Wireless keyboard」と遜色のない配置と成った。
  • 小振りな「rest pad #0」と組み合わせると、入力や編集が安定的に運用出来る。
これらを実際に動かしながら、private.xmlの調整を丁寧に行う予定です。
上記の「キーの分割」や「キーの配線交換」が速く行ったのは、[親指シフト]MINILA US67keyに親指シフトキーを追加でご懇意になったかもめーる通信のhieroglypheさんの手を煩わせた結果です。ここに感謝の意を表明します。詳しい事は、MINILA-#2の改造時に報告したいと思います。
 実は、この内部改造の方法をのお宅に参上してお聴きするチャンスをいただきました。其のお帰り際に、内部改造は何台も製作経験があり、趣味の一環で作ってあげるよというお話がでました。そこで、私は、hieroglypheさんの為にレスト・パッドをお造りすることに致しました。

そこで、自分は「rest pad #1」をhieroglypheさんのご希望に沿って作成中です。その途中で意外な事や、面白い展開が在りそうなので、さらに脱線をしようかなと、思っています。巧く行ったら、ご報告します……。

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  1. 開始 2013-10-08(火) 00:31:28




2013-09-24

"Majestouch MINILA US67key Red switch: FFKB67MRL/EB"の導入 #02 rest pad

連休を利用して、木工に励んだ結果、MINILA向けのレスト・パッドを製作出来た。しかも「此れまでの3台の経験」と「前回のHHKBでの考察」を合わせることで、会心の出来と成った。

常用している「ラミン・オーバル・片溝付き、10x22x900、という棒材」が入手出来ず(連休の為らしい)、「ラミン・コの字、12x20x900、という棒材」で代用したのですが意外と使い勝手は良好でした。

図1に概要を示します。

Figure 1. Overview.


図2に「レスト・パッドの側面の詳細」を示します。背(21mm)が高く成った割に、奥行きが30mmと狭いのが特徴です。でもテーブルの床から手首が始まり、掌(palm)のレスト・パッド、母指(thumb)のレスト・パッドと自然なサポートが得られるので、四指のタイピングは安定してます。


Figure 2. Detail of thumb's and palm's rest pad.

実際の評価は、スペース・バーを三分割し、さらに次の作業;
  • 左:新しいスイッチを追加し、無変換に結線、PCKeyboardHack.app  でNFERをアクティブにし、KeyRemap4MacBookで英数をEXREA1に対応させる。 
  • 中:SandS(Shift and Space):スイッチも配線もそのまま。
  • 右:新しいスイッチを追加し、無変換に結線、PCKeyboardHack.app  でXFERをアクティブにし、KeyRemap4MacBookで英数をEXREA2に対応させる。
の後で、漸く実行ができる事に成る。

結構、危険な作業が続くので、アマゾンで同型機の中古をゲットしたので、これに付いて上記の作業をすることになる。ああ、憂鬱だが、しかたがない。

なお、「Windows key」のキートップを英国の販売店が販売しているのを見つけたので、今日PayPalで手配した(使用中のカードは先方のリストに入っていなかった);


どのくらい時間が掛かるのだろうか? 
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  1. 開始 2013-09-24(火) 19:55
  2. 変更 2013-10-07(月) 08:41 中:SandS(Shift and Space):スイッチも配線もそのまま。


2013-09-19

"Majestouch MINILA US67key Red switch: FFKB67MRL/EB" #01

突然ですが「Majestouch MINILA US67key 赤軸:  FFKB67MRL/EB; Macでの保証無し」を「Mac OS 10.7.5」で動かしだしたので報告します。まずは、図だけの情報です;

Figure 1. "Apple Wireless Keyboard" and "MINILA US67key"


Figure 2. Top view of  FFKB67MRL/EB. Key layout is almost same to that of HHKB Lite2. Four red-rectanguler marks indicate the key remapped.

Figure 3. Front view of  FFKB67MRL/EB. Keys from "Cntrol ~ App" are flipped around" so that the side of thumbs are easily accessed to these keys.
この前傾したキーの操作は独特である。親指以外の四指がキーを「上から自分の方に押す感じ」なのに対して、親指の場合、キーを「上から前方に押し出す感じ」である。

また、不思議と「前傾したキー」が親指のレストの代行をしている様な感じがする。どこかで似た感触を思い出した;「HHKB LITE2」のスペース・バーの下部にある丸みを帯びた部分である。そういえば、HHKBを使っていたときには、パーム・パッドは使わなかった。今更ながら、側面の写真をとると、

Figure 4. Side view of HHKB LITE2.
そこで、HHKBとMINILAのボディとキーの相対関係を比較してしてみた;

Figure 5. Relative comparison of body and rows of keys between HHKB and MINILA.
当時は、矢印キーを入れる為に前方に繰り出したのかと思っていたが、むしろ、親指のレストパッドとして意識して曲面を整形していたのかもしれない。う〜む、脱帽。

他方、現在進行中の「normal Apple Wireless Keyboard with US flaivor」では「親指のレスト・パッド」と「掌のレスト・パッド」を既に実装している;

Figure 6. Side view of "normal Apple Wireless Keyboard with US flaivor"

となれば、MINILAのレスト・パッドも意外と小さな形状で効果がある可能性がでてきたので、とにかくトライしてみた;

Figure 7. Temporary palm-rest pad for MINILA.
図6と比較しながら、本格的に取り組む価値があると思う。この先が楽しみだ。

【背景の説明】
現在、"normal Apple Wireless Keyboard with US flavor"用のKeyRemap4MacBookのprivate.xmlがマウス・カーソルの操作を含めて安定的に動作している。今後もこのマシンをターゲットにするには幾つかの課題が在る;
  1. 2-key rollover issue
  2. "space bar" too much wide compared with home  position of fingers in hands
    • left hand: the index finger is  on 'F' then the side of sum should be on around 'V' and 'B'
    • right hand: the index finger is  on 'J' then the side of sum should be on around 'N' and 'M '
 これら加えて、「英数キー: NFER」「かなキー: NFER」 も必須なので、日本語キーボードが必須と思われた。これで検索すると、富士通系の親指シフトが有力候補と成ったが、当方は通常のローマ字入力しか出来ないので駄目なことになった。
「親指シフト」の検索から「FILCO Majestouch MINILA JP」 では;
  1. 6-key rollover is garanteed
  2. left side of space bar is shorten to under the right edge of 'V'
  3. 'NFER' and 'XFER' included
  4. 'App' may be treated as 'fn' of mac
と思われたので有力となった。ところが、次の様な衝撃的な記事(かもめーる通信);
に出会った。なんと、USキーボードもJPキーボードでも、基板は共通である。従ってUSキーボードでも;
  • 「MINILA独自の左右'FN'を'NFER:無変換'と'XFER:Kana' に接続し直す」だけで、
  • 「英数キー」、「かなキー」としてKeyRemap4MacBookが認識出来る
と言う事らしい。これなら、KeyRemap4MacBookではUSキーボードとして扱えるのでだいぶ楽だし、指も長年の慣れに合致してありがたい。

という事で、突如、新たな展開となりました;
  • "Majestouch MINILA US67key Red switch: FFKB67MRL/EB"を購入
  • 'App'にKeyRemap4MacBookで'FN = Macのfn'に割当し、
  • MINILA独自の左右'FN'の機能を、上記の'fn'で代行出来る様にし、
  • 簡単な編集キーも'fn'で起動出来る様にした。
private.xmlに対する応答も素直で楽である。恐らく「6-key rollover 」の効果が出ているからと思っている。「Apple Wireless Keyboard」との干渉も起こっていない。


現在、先にご紹介した「かもめーる通信」でご教示を受けながら、「キースイッチの交換作業」に入るべく準備をしているところです。どうなることか。

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  1. 開始 2013-09-19(木) 20:40
  2. 追加 2013-09-20(金) 15:23 図4~7.

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