前回報告("Majestouch MINILA US67key Red switch"の導入 #05, Res...)に書いた工作結果;レスト・パッドやキートップ・エンベロープの処理;が正しいかを確認する為に、アップル・ワイヤレス・キーボード(Apple Wireless keyboard; AWK)にその手法を流用してみた。なお、AWKはMINILAに比べると、違いがある;
[ 1 Results ]
出来上がった結果を図1a,b,cに示します;
今回の設定の鍵は、通常の設定では手前が低い所を、敢えて持ち上げた事にあります。此れは、マジック・トラックパッド(Magic Trackpad; MTP)で;
を参照ください。
今回は、図1cに示している様に、キーボード表面は水平面に対して1.6°で下向きに傾いています。将来的にはトラックパッドもキーボードも薄く成って行くので、今後が楽しみです。
「第5行目のキー高さ」 今回のAWKと前回のMINILAとの「第5行目のキー高さ」についての比較を図2に示します。
今回の設定では、掌のレスト・パッド(palm rest-pad)の高さも、図2で示された「キートップ第5行目の差、31mm - 23mm = 8mm、に合わせて、単純に製作した。
キーキャップの高さ補正を左手の「tabとローマ字」に限定して実施したのを、図3に示します。
この特徴は;
[ 2 My Impressions ]
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- キートップは床に近く、
- キートップの形状はフラットで、
- キートップ・エンベロープは同一平面上にある。
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出来上がった結果を図1a,b,cに示します;
Figure 1a. Over view of MINILA and AWK. |
Figure 1b. Top view of AWK. |
Figure 1c. Side view of AWK. |
今回の設定の鍵は、通常の設定では手前が低い所を、敢えて持ち上げた事にあります。此れは、マジック・トラックパッド(Magic Trackpad; MTP)で;
- スムーズな指運び
- 疲れ難い
を参照ください。
今回は、図1cに示している様に、キーボード表面は水平面に対して1.6°で下向きに傾いています。将来的にはトラックパッドもキーボードも薄く成って行くので、今後が楽しみです。
「第5行目のキー高さ」 今回のAWKと前回のMINILAとの「第5行目のキー高さ」についての比較を図2に示します。
Figure 2. The typical heights of the AWK and the previous MINILA. |
今回の設定では、掌のレスト・パッド(palm rest-pad)の高さも、図2で示された「キートップ第5行目の差、31mm - 23mm = 8mm、に合わせて、単純に製作した。
キーキャップの高さ補正を左手の「tabとローマ字」に限定して実施したのを、図3に示します。
Figure 3. The height correction of keycaps for left hand keys; tab, and roman characters. |
この特徴は;
- 「QやAの行」の「Q, T, G」では、環指や示指の外転(abduction)に起因する補正は AWKでも起こり、
- 「Aの行 → Qの行」の「W, R」では、環指(ring finger)や示指(index finger)での伸展(extension)に起因する補正も同様に起こるが、
- 「Zの行」には高さ補正が不要であった。
- 「Aの行 → Zの行」の運動では、屈曲(flexion)と同時に外転(abduction)が入り、
- 「Zの行」のキー押し下げでは、「指先の腹」ではなくて「指の外側面」でキーを押し込んでいるらしい。
- 図1cに示されているキーキャップの前傾にも関係すると思われる。
Figure 4. Image of keys extension at AWK like current MINILA in Figure 1a. |
[ 2 My Impressions ]
- 実際の操作感覚は、 MINILAでもAWKでも、類似している
- 掌レスト・パッドの設計指針が確立した感じだ。
- 此れまでのAWKの試作品のなかでも、一番使い勝手がいい。
- 自作でキーの拡張が出来ないのが残念だ。
- 「AWKの全体の高さ」が低いのは、開放感が有って嬉しい。
- 「Aの行 → Zの行」の運動を調べると、正しいデザインのヒントが得られそうだ;
- “Magic Trackpad"と「お絵描きソフトウェア: FireAlpaca」とで、指先の軌跡(finger trajectory)の測定が出来そう。
このページの履歴
- 開始 2014-01-26-20:07
- 修正 2014-05-21-19:36
- 『「Aの行 → Zの行」の運動では、屈曲(flexion)と同時に
内転(adduction)が入り、』 - 『「Aの行 → Zの行」の運動では、屈曲(flexion)と同時に外転(abduction)が入り、』
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