2015-12-29

プリズムによる太陽光の分散

前回の記事で、ディスプレイ上に表示した色文字を「正三角形のプリズム」で屈曲・分散させると「赤い色」が「青い色」よりも強く屈曲するような不思議なデータとなった;

念のために「太陽光」について、同様の実験をした。結論を先に言えば;
  • 太陽光では、「青い色」が「赤い色」よりも強く屈曲する」という通常のデータとなった。

今後の説明のために、簡単に設定を図に纏めました。



図1 全体

図1 全体像:三脚の上部にプリズムを設置。
後方左側にパネル。
  • 太陽光は、写真機(iPhone 6s plus)とプリズムの延長後方から入射している。
  • プリズムの一つの頂角が太陽に向かうようにした。
  • プリズムの右側面から太陽光は入射(30°)し、左後方のパネル方向に出射する。


図2 プリズムとパネル

図2 プリズムとパネルの延長線上からの写真。
  • 図1より右側に移動して、プリズムとパネルの延長線上ちかくから撮影。
  • プリズムの入射面を「X」マークで表示。


図3 パネルの拡大


図3 パネル拡大。



図4 パネルにアルミ製スケール

図4 パネルにアルミのスケールを配置。




図4 アルミ製スケールに露光を合わせた


図5 :  図4と同じ撮影ですが、
スケール部分に、iPhoneの露出(Exposure)を合わせた。
  • 写真では分かりにくいが、肉眼では;
    • 「5cm」の数ミリ左から、
    • 「40cm」の数ミリ右まで、
    • 「全幅〜6cm」までの連続スペクトルと見える。
  • 屈曲の度合い;
    • 青い光ほど左側で、強く屈曲し、
    • 赤い光ほど右側で、弱く屈曲している。
  • プリズムの幅は3cmで、そこからの屈曲光が208cmの距離で、6cm分散された訳だ。


この記事の履歴
  1. 開始 2015-12-29(火) 20:15

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿

Terminalでの、なんちゃってViモドキ

近頃、ようやくKarabiner-Elementsに慣れてきたので、 Terminalで動作する「擬似Vi-Mode」を作って見たので、ご紹介します。 『概要』 「擬似Vi-Mode」の所以は、方向キー「←↓↑→」を通常の「hjkl」ではなくて「jkil」としました。これ...