2013-01-14

「Language and Text」の設定とショートカット

アップルのテクニカル・サポートと話していたとき、「Lanuage & Text」の環境設定を変えるはめになった。強引に変えさせられたものの、本質的な解決にはならなかった。その後、其の儘にしていた。

すこし丁寧にセットしたので纏めて置く。なお、キーボード・ショートカットを検証した環境は;

言語の入力メニューは;

図1 入力メニューのドロップ・リスト


と簡単だ。入力は「U.S. Exteded」で英数記号を入れ、「ことえり ローマ字入力」で日本語を入れる。その間の往来は「(command)+(space): "⌘ "」によっている。

なお、後で頻繁に出てくる「キーボード・ビューワー(Keyboard Viewer)」を起動するには、図1の「Show Keyboard Viewer」をクリックするのが簡単だと思う。

また、日時のフォーマットも以前の常用に戻した。「Excel 2011 for Mac」で、日付の表示が「セル: cell」と「数式バー: formula bar」で異なる事なるのを対策する為に、「Medium, Short」を「Long」に合わせた;

図2 「Language & Text」→ Format


先に示した「U.S. Extended」のご利益は、
に載っている。

私自身、CDをiTunesに登録する時や歌詞を入れる時に欧文の装飾記号付きのローマ字を入力をする時がある。その時には、
投稿者:

を参照して入力するか、コピーするかしていた。

今回は、全部キーボード入力できるようにショートカットを見直した。その味噌は、上記Inforatiさんのショートカットまとめでは出ない場合、キーボード・ビューワー(Keyboard Viewer);

図3a Keyboard Viewer: "U.S. Extended" mode
でショートカットを探し、「全てのショートカットを動作できる!」ようにした事である。試しに、(option)key「」を押すと、修飾キーとなる部分がオレンジに着色されて浮かび上がってくる。

図3b (option)-key「⌥」を押す。オレンジ色の部分が修飾キー
 更に、(shift)-key「」を押すと、

図3c 「⌥」と「」とを押す。オレンジ色の部分が修飾キー
 となる。慣れてくると、いちいち修飾キーを覚えなくても、図3a,b,cを眺めていると、系統的な変化を見つける事ができる。

主な結果を以下、1)〜9)に示しますが、此の時は図3のように「U.S. Extended」 モードで調べました。

1) acute (á Á í Í ú Ú é É ó Ó)
 「⌥E」を先打し、(a A i I u U e E o O)を打つ;(á Á í Í ú Ú é É ó Ó)

2)  grave (à À ì Ì ù Ù è È ò Ò)
 「⌥`」を先打し、(a A i I u U e E o O)を打つ; (à À ì Ì ù Ù è È ò Ò)
  なお、 backquote(`)は英語キーボードでは、(1)の左。

3) circumflex (â Â î Î û Û ê Ê ô Ô)
 「⌥6」を先打し、(a A i I u U e E o O)を打つ; (â Â î Î û Û ê Ê ô Ô)

4) tilde (ã Ã ñ Ñ õ Õ)
 「⌥N」を先打し、(a A n N o O)を打つ; (ã Ã ñ Ñ õ Õ)

5) umlaut (ä Ä ï Ï ü Ü ë Ë ö Ö ÿ Ÿ)
 「⌥U」を先打し、(a A i I u U e E o O y Y)を打つ; (ä Ä ï Ï ü Ü ë Ë ö Ö ÿ Ÿ)

6) ring (å Å)
 「⌥K」を先打し、(a A)を打つ; (å Å)

7) cedilla (ç Ç)
⌥C」を先打し、(c C)を打つ; (ç Ç)

8) stroke (ø, Ø)
⌥o」,「⌥O」→ (ø, Ø)

9) 自分で良く使うショートカット
⌥8」→ (中黒: bullet)
⌥⇧8」→ ° (度: degree)
 「⌥-」→(ダッシュ:dash)
⌥;」→(三点リーダー:ellipses)
  ただし、Macでは文字の下側の高さに、Win では文字の中央の高さ。
⌥=」→ (not equal)
=」→ ± (plus/minus)    
⌥,」→ (less than or equal) 
⌥.」→(greater than or equal)
⌥⇧1」→ (分数: whole fraction) でも、使わないなぁ。


10a) dot;(ȧḃċḋėḟġḣ  ṁṅȯṗ ṙṡṫ ẇẋẏż),
              (ȦḂĊḊĖḞĠḢİ ṀṄȮṖ ṘṠṪ ẆẊẎŻ) 
 ⌥W」を先打し、(abcdefgh mnop rst wxyz), (ABCDEFGHI MNOP RST WXYZ) と打つ;
  → (ȧḃċḋėḟġḣ ṁṅȯṗ ṙṡṫ ẇẋẏ), (ȦḂĊḊĖḞĠḢİ ṀṄȮṖ ṘṠṪ ẆẊẎŻ)
   •例えば、速度v = 距離xの微分ẋ。vに点が付かないのが残念。

10b) ddot;(ä ë ḧï ö ẗ ẅẍÿ ), (Ä Ë ḦÏ Ö T̈ ẄẌŸ )
⌥U」を先打し、(a e hi o t wxy), (A E HI O T WXY)と打つ;
  → (ä ë ḧï ö ẗ ẅẍÿ), (Ä Ë ḦÏ Ö T̈ ẄẌŸ)
   •例えば、単振動の微分方程式は;Ẍ=-(w^2)X

11) 林檎マーク;()
K」→ (Apple mark)   
  ただし入力モードは図4aのように「Hiragana(U.S.)」としないと出ません。

図4a Keyboard Viewer: "Hiragana(U.S.)" mode

ここに、「⌥」と「」とを押すと;

図4b Apple mark,

 となります。

12) (home),  (end), (page up), (page down), (enter), (forward delete)

何時でも、(fn)を打つと、マークしたキーが得られます;

図5 (fn)-key
 Terminalで、長い出力結果を高速に動く時に、効果的です。

  ちなみにTerminalで、「foeward delete」を使えると便利かと思いましたが、「^D」と同じで、カーソルのある文字を消すだけのようでした。

【参考サイト】

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この記事の履歴
  1. 開始 2013-01-14  (月) 18:20
  2. 追加 2013-01-15  (火) 00:57  10) 林檎マーク
  3. 追加 2013-01-16  (水) 23:33 修飾キーを打ったときのキーボード・ビューワー(Keyboard Viewer)
  4. 追加 2013-01-17  (木) 21:59 dot, ddot 
  5. 追加 2013-01-19  (土) 14:20  ダイアクリティカルマーク ← ウィキペディア

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